セキュリティ対策としてのデータバックアップ
セキュリティ対策というと情報漏洩についての対策に注目が集まりがちですが、もうひとつ大切なことは、データそのもの保護、つまりデータのバックアップです。何らかの障害で、データが破損、あるいは消滅してしまっては元も子もありません。定期的なバックカップやデュプリケーションといった対応はきちんと行っておくことが大切です。一口にデータの障害といっても、データ自体の障害と物理的な障害があります。データ自体の障害は、操作ミスでデータを消してしまったり、あるいはウィルス感染等によってデータの改竄や消去が行われてしまうようなことがあります。この場合の対策としては、データの世代管理等をするようにすると良いでしょう。
物理的な障害については、データが保存されている機器自体が故障するということがあげられます。機器の故障に限らず、天災や盗難等による被害もあります。これらの対応については、データの保存を複数のハードウェアに分けたり、別媒体に保存するようにするといった冗長化を行うことで、データ障害のトラブルを回避することができるでしょう。
いずれであっても、データのバックアップシステムを構築する際には、必ずデータのバックアップと回復の手順について、実際に手順を試して確認したうえで、マニュアル化しておくことが大切です。
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